キャンティクラシコとトマトソース
ワインの酸味とトマトソースの酸味も本当に良いバランス。
豊かな時間を持てたことに心から感謝です。
塩豚と白菜の酒鍋とリースリング
昨日は新宿御苑をお散歩してきました。
1日中新宿御苑を歩き回り、そのあとは伊勢丹のワイン売り場を小1時間うろうろ・・・。すっかり体が疲れてしまったところにクレマンとフィサンを試飲させてもらってちょっと元気になりました。
ああ、やっぱり泡とブルゴーニュが大好きです・・・。エネルギーチャージだわー。
そしてそうこうしているうちに、夕ご飯をどうしようかといつもの葛藤。
疲れてるとなかなか思いつかない、けれど適当なものでは嫌だ・・・。
「うーん、何かヘルシーなものが食べたい!でもやっぱり元気が出るからワインも飲みたい!」「けどあまり頑張って作る元気ないしなあ・・」「お惣菜いろいろ美味しそうだけど、並ぶのはまた疲れるし、高いしなあ・・かといってスーパーのお惣菜もなんか寂しい・・」
とごちゃごちゃ考えた挙句、最近購入した平野由希子さんの「ワインが美味しくなる季節のレシピ」から「塩豚と白菜の酒鍋」に決定。
塩を擦り込んでおいた豚バラと白菜、えのきと長ネギというシンプルな具材ながら、油で香りを出したニンニクと水を一滴も入れずお酒だけで蒸してしまうところがポイント。最後は粗挽き黒胡椒とともにいただきます。
これがほんっとうに美味しい!!
シンプルで沁みる・・・。
豚バラの甘さやこくと、お酒の旨味が凝縮されてとてもいい。黒胡椒の香りがまたいい。
これは大人の鍋だなあ。
今までは同じような具材でも昆布だしを使ったり、ポン酢で食べていたけど、なんだか水っぽくて(当たり前か)ポン酢味しかせず(これも当たり前か・・)ありきたりだなあ〜と思っていたので、これは嬉しい発見でした。
疲れて帰ってきても簡単にできるところがまた素晴らしい。
(肝心の鍋の中身は撮り忘れました・・・並べ方も雑で撮り直したい〜汗 しかし自戒の意味も込めてあえて載せておきます。そのうちリベンジを、と誓う。)
合わせてカブとケッパーの和え物、近所の豆腐屋さんで買った寄せ豆腐にわさびと塩。
ここにドイツ、ラインガウのリースリングを合わせました。
ゲオルグブロイヤーのベーシックラインであるソヴァージュ リースリング。
シャープでキレのいい豊かな酸がレモンがわりになり、これまた鍋と合います。レモンや小さい白い花のような香り、石油香、豊かなミネラル感、フレッシュでクリーンな味わい。
シンプルだけど沁みるマリアージュ。
やっぱりリースリングは和食に合わせやすく、汎用性が高い!
セラーに1本入っていると何かと助かりますね。
ここ最近のマリアージュ3つ つらつらと覚え書き
私的な記録として、ここ最近の記憶に残るマリアージュについてまとめておこうと思います。
秋刀魚の塩焼きにすだちを絞ったものと小布施ワイナリーのソーヴィニヨンブラン。
酸味とわずかな苦味のマリアージュが絶妙。
日本ワイン経験が少ない私だけど、これが今まで一番の日本のソーヴィニヨンブラン。
和柑橘の香り、凝縮感。雑味が少なくクリーンな味わい。
これで1900円はコスパ良すぎ!
結婚記念日に訪問した「てんぷら深町」にてシャンパーニュとのマリアージュ。
やっぱりこの組み合わせは最高!
シャンパーニュはオンリストされているDEUTZ Brut Classic NV。
フルーティでフレッシュ、丸みのあるな味わい。
もう・・・恍惚のひととき。
生うにのてんぷらにはもう少し熟成したシャンパーニュだと脳天直撃級のマリアージュだったのではないかとちょっと惜しい気もしたけれど・・・
まあ妄想で楽しむのもまた良し、と自分を慰める。
先日は手抜きしてお刺身サラダ、里芋の白ワイン蒸し、豆腐と舞茸のお味噌汁。
スーパーで買ってきたお刺身をレタスとスプラウトの上に乗せて白ごまを振って、黒酢とナンプラー、ごま油で作ったドレッシングをかける。
里芋の皮をむいて白ワインと塩、胡椒、オリーブオイルで蒸してレモンの皮とあさつきを乗せた里芋の白ワイン蒸し。
合わせたのはグリューナーフェルトリーナー(写真撮り忘れました)。
グリューナーフェルトリーナーの香りの特徴は白胡椒、というけれどあまり飲み慣れない私にはまだちょっとわかりにくい。どうやら私の鼻には白胡椒センサーがまだ立っていない様子。
むしろ青い香り、ライムの皮や青いレモンの皮、そして強いミネラル感が印象的。
酸は比較的穏やか。
気楽な和食とよく合いました。
グリューナーフェルトリーナーといえば、NYなどでは「Green Wine」と呼ばれているそう。白ワインというより青さを感じる緑ワイン、納得です。
日々のワイン記録9 都農ワイン キャンベルアーリー
(飲み干してしまった後の画像で申し訳ない・・・)
銘柄:都農ワイン キャンベリアーリー
生産年:2015
生産者:都農ワイン
値段:1290円
若々しい印象の濃いめロゼ
香りはストロベリージャム、フルーティな甘い香り
第一印象はフレンドリーで明るいチャーミングな印象。
フレッシュでフルーティ、透明感のあるピュアな爽やかな味わい。
酸はやわらかいが存在感はあり、穏やかなタンニンとバランスが取れている。
やや甘口、ALC 11.5%
フレッシュないちごやぶどうそのものを口にしているようなフレーバー。
余韻にわずかにスイートスパイスの印象
この値段でこの味わいはなかなか優秀。
あまりワインを普段飲まない女性にも抜群に受けがいいと思われ、女子会などちょっとしたパーティに良さそう。
先日は仕事で疲れて帰ってきた旦那さんにこれを1杯グラスで飲んでもらったら、思わず笑みがこぼれていました。この気軽に飲めちゃうフレンドリーで優しい味わい、人を癒す力がありますね。
ランブルスコでアペ
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銘柄 Lambrusco Grasparossa di Castelverto “Vigneto Ciardini"
生産者 Creto Chiari
品種 Lambrusco Grasparossa
値段 1960円
微発泡で泡はきめ細か。
チェリーパープル、といったような濃厚な紫。
香りは甘く豊か。熟したブルーベリーやプラムの香り。りんごの芯のような香りもあり、赤い花の香りもある。
クリーミーで綺麗な印象。
酸は中程度からやや豊か、果実味は豊かでタンニンは中程度、少しざらつきを感じる。
ALC 11%
料理 サラミなどとアペリティーボに。ラグーパスタやシューマイ、焼き肉など。
先生曰くキムチにも合う(!)
→以前から作ってみたいキムチカルボナーラに合いそうな気がする。
マセラシオンカルボニク(MC)法を使っており、香りにその影響あり。
Creto Chiariはランブルスコ五本の指に数えられる良い造り手。
“Vigneto Ciardini"はその単一畑。
恥ずかしながらランブルスコにも偏見を持っておりましたが、またその偏見は打ち砕かれました。
パルマを中心としたエミリア地方はイタリア人も憧れる食の宝庫。パルミジャーノ、バルサミコ、生ハム、バターなど美味しくカロリーが高いものが多く、料理は必然的に重たくなるので軽やかな泡でさっぱりと流し込むのが地元のスタイルなんだそう。
軽い料理には軽いワイン、重い料理には重いワインと某試験で勉強したのですが、そんな風に決めつけなくてもいいのか・・まあ、そりゃそうかも、と納得。
イタリア人は夜が遅いので、仕事が終わった後の明るい夕方に、こんなワインを飲みつつ、サラミなど食べたりとアペリティーボでリラックスした後に、20時半くらいからさらなる夕食、というパターンが多い。
素敵な時間の流れ方だけど、それ続けたら胃にもたれて太るだろうなあ。
イタリアに行った時は美味しかったけど粉物も多くてなんか疲れたしなあ・・。
うーん、ひ弱な胃袋。18歳頃の胃袋帰ってこないかしら。
謎のプレミアムフライデーもあることだし(まあ、仕事上は全然関係ないのですが)、早く終われば金曜夜にでもアペしてみようかな。