日本ワインを学ぶ
今ブームの日本ワイン。
試験で勉強したり、実際にちょこちょこ飲んだりはしますが、あまり詳しくはないしよくわからないところもあるので5回連続のクラスに出てみることにしました。
実は元々日本のワインにあまりいいイメージはありませんでした。
なんか酸っぱくて薄い、みたいな…
ワインを勉強するようになり、日本ワインを飲む機会が増えると、「え?これ日本のワイン?」と思うような美味しいワインに出会うことが増えました。
日本ワインの品質向上や、ブームとのタイミングもあったでしょうか。
美味しい日本ワインは生産数が少なかったり、マニアの間で取り合いになったりなかなか手に入りにくいこともあります。
コスト高めだったりすることもあります。
しかしワイン好きの日本人が日本のワインを知ってない訳にはいかないだろうと思い、受講することにしました。
先生は大滝恭子先生、日本ワインを愛する会の事務局長でいらっしゃいます。
ワイン初心者の方も多いクラスなので・・とのんびり構えていたら予想外にがっつり講義モード、濃厚な内容です。
近年の日本ワインの品質向上はめざましく、2000年以上前からの世界のワイン造りの歴史を考え合わせるとすごい急カーブの成長曲線。
それを支えているのは、日本人の技術力、真面目さ、味覚センスなどを基盤とした品質向上、新しい世代の造り手さんの活躍とそれを応援する人々、マスメディアへの露出、取り扱い店舗増加、身近で手軽な旅の目的としてのワイナリーツアーへの注目など・・。
しかしまだまだ生産量も少なく、よちよち歩きの状態。
耕作放棄地の問題やワイン用ブドウ農家アンケートで引き抜きたいブドウNo1の品種とか・・^^;本には書かれていないようなリアルな日本ワインを取り巻く話を色々聞けて興味深かったです。
ちなみに今回個人的に一番良かったのはマリコヴィンヤードのシャルドネでした。
酒折ワイナリーのマスカットベーリーAもなかなか。
それにしても、井筒ワインのメルロ、試験対策で何回飲んだことやら・・。
このヴィンテージは特に青い香りが強いと感じました。チリのカベルネ・ソーヴィニヨンに私はいつも「ゆでた青い豆」の香りを感じるのですが、これはまさに同じ香り。
日本のメルロは和食にも合う優しい味わいですね。