A Life with a glass of wine

慌ただしい毎日でも1杯のワインがあれば。人生を豊かにしてくれるワインと日々の記録。

ブルゴーニュワインのお勉強

この4月から半年間、ブルゴーニュワインについての講座を受けることにしました。
毎月1回、約2時間半の講義です。
これまで2年間ワインスクールに通っていますが、エキスパート受験も含め、総合的なクラスが主だったので、これから分野を絞ってさらに深い話を聴けるのが楽しみです。
 
私がワインの美味しさに目覚めるきっかけは大学生の時にワイン好きの叔母に飲ませてもらったブルゴーニュのワインでした。
残念ながら今となっては銘柄ははっきり覚えていませが、初めて飲んだ時の衝撃を今でも覚えています。
「何、この香り!!何この味!!」
後ろにひっくり返るんじゃないかと思うほどの衝撃・・
今まで飲んだことのない飲み物でした。
 
外観の美しさ、香りの華やかさ、複雑さ、絹のような舌触り、喉に流れていく感覚、果実感があっても決して甘くはなく、ふくよかで飲み込んだ後もいつまでも口の中に余韻が残っている・・。
今だからこういうところに驚いたのだとあの時を思い出して言葉にできますが、その時にはどこにどんなふうに驚いたか全く言語化できませんでした。
ただひたすら、世の中にはこんなに美味しいお酒があるのか・・天国とはまさにこのこと、と感動しきりでした。
 
その後1年に1〜2回、叔母のところに遊びに行くたびにワインを飲ませてもらい(残っている写真を見るとグランクリュも多かった)、毎回のけぞるような衝撃と感動を繰り返していたのですが、だんだん「美味しい!」としか言えないもどかしさを感じるようになっていきました。
こんなに感動しているのにただ「いい香り、美味しい」としか言えない・・・。
毎回違う味わい、違う香りなのに・・。
 
ワインスクールに通うきっかけの一つはその美味しさ、素晴らしさを表現できないもどかしさだったと思います。
どうやったら再現性を持ってあの美味しいワインに自分自身の力で辿り着けるのか?
そのような思いで、仕事がひと区切りついた時からワインスクールに通いだしました。
 
そんな、私がワインの世界に引き込まれる発端となったブルゴーニュワイン。
プルミエクリュ、グランクリュや有名生産者などをそうそう簡単にテイスティングできるものではない、という切ないジレンマはありつつも、この半年、みっちり勉強したいと思います!