日々のワイン記録9 都農ワイン キャンベルアーリー
(飲み干してしまった後の画像で申し訳ない・・・)
銘柄:都農ワイン キャンベリアーリー
生産年:2015
生産者:都農ワイン
値段:1290円
若々しい印象の濃いめロゼ
香りはストロベリージャム、フルーティな甘い香り
第一印象はフレンドリーで明るいチャーミングな印象。
フレッシュでフルーティ、透明感のあるピュアな爽やかな味わい。
酸はやわらかいが存在感はあり、穏やかなタンニンとバランスが取れている。
やや甘口、ALC 11.5%
フレッシュないちごやぶどうそのものを口にしているようなフレーバー。
余韻にわずかにスイートスパイスの印象
この値段でこの味わいはなかなか優秀。
あまりワインを普段飲まない女性にも抜群に受けがいいと思われ、女子会などちょっとしたパーティに良さそう。
先日は仕事で疲れて帰ってきた旦那さんにこれを1杯グラスで飲んでもらったら、思わず笑みがこぼれていました。この気軽に飲めちゃうフレンドリーで優しい味わい、人を癒す力がありますね。
ランブルスコでアペ
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銘柄 Lambrusco Grasparossa di Castelverto “Vigneto Ciardini"
生産者 Creto Chiari
品種 Lambrusco Grasparossa
値段 1960円
微発泡で泡はきめ細か。
チェリーパープル、といったような濃厚な紫。
香りは甘く豊か。熟したブルーベリーやプラムの香り。りんごの芯のような香りもあり、赤い花の香りもある。
クリーミーで綺麗な印象。
酸は中程度からやや豊か、果実味は豊かでタンニンは中程度、少しざらつきを感じる。
ALC 11%
料理 サラミなどとアペリティーボに。ラグーパスタやシューマイ、焼き肉など。
先生曰くキムチにも合う(!)
→以前から作ってみたいキムチカルボナーラに合いそうな気がする。
マセラシオンカルボニク(MC)法を使っており、香りにその影響あり。
Creto Chiariはランブルスコ五本の指に数えられる良い造り手。
“Vigneto Ciardini"はその単一畑。
恥ずかしながらランブルスコにも偏見を持っておりましたが、またその偏見は打ち砕かれました。
パルマを中心としたエミリア地方はイタリア人も憧れる食の宝庫。パルミジャーノ、バルサミコ、生ハム、バターなど美味しくカロリーが高いものが多く、料理は必然的に重たくなるので軽やかな泡でさっぱりと流し込むのが地元のスタイルなんだそう。
軽い料理には軽いワイン、重い料理には重いワインと某試験で勉強したのですが、そんな風に決めつけなくてもいいのか・・まあ、そりゃそうかも、と納得。
イタリア人は夜が遅いので、仕事が終わった後の明るい夕方に、こんなワインを飲みつつ、サラミなど食べたりとアペリティーボでリラックスした後に、20時半くらいからさらなる夕食、というパターンが多い。
素敵な時間の流れ方だけど、それ続けたら胃にもたれて太るだろうなあ。
イタリアに行った時は美味しかったけど粉物も多くてなんか疲れたしなあ・・。
うーん、ひ弱な胃袋。18歳頃の胃袋帰ってこないかしら。
謎のプレミアムフライデーもあることだし(まあ、仕事上は全然関係ないのですが)、早く終われば金曜夜にでもアペしてみようかな。
伝統的プロセッコの味わい
ソアヴェクラシコのトップ生産者Giniを知る
大阪メルローのインパクト
日本ワインの産地と各ワイナリーについて学ぶ2回目。
実際に現地を見て回った経験豊富な先生の話は尽きず、時間がとても足りない!というほど。リアルな実体験は本当に強い。
他の受講者さんたちもマニアな強者揃いです。
今回は上記6種のテイスティング。
やはり一番好みは熊本ワインの菊鹿シャルドネ。
飲んですぐ菊鹿シャルドネだ、とわかるほど好き。
香りは中程度、よく熟した白桃の香り、杏仁豆腐の香り、ミネラル感もあり。ほんのり樽香もします。丸みのある柔らかな酸、豊かな果実味、厚みもあり、バランスの良い味わい。
熊本に6年くらい住んでいたこともあり、つい贔屓にしてしまいますね。
それにしても熊本ってあんなに暑くて雨も降るのになんでこんなに美味しいんだろう・・・。
白でいうと、2番目のセイズファームのソーヴィニヨンブランもなかなか。
最初は還元臭が強く他の参加者さんからはあまり芳しい評判ではなかったけど、個人的にはそれを除けば結構美味しいと思いました。
私の日本ワイン経験が少ないのもあるだろうけど、日本のソーヴィニヨンブランで今まであまり美味しいと思ったことがありませんでしたが、これは私の乏しい日本のソーヴィニヨンブラン経験上一番美味しかったかも。
グレープフルーツやパッションフルーツの華やかな香り、ミネラル感も感じられ、シャープで豊かな酸、果実味もありほんのり塩味や苦味もあります。
海へひらけた畑の土壌は石灰やミネラルを豊富に含み、海風がブドウに独特の個性を与えるのだそうです。
ワイナリー自体もおしゃれすぎるワイナリー笑
人気が高く予約が取りにくいのも納得です。
赤は仲村ワイン工房の大阪メルロー。
初めて飲んだし初めて見た。
このラベルもインパクト強い。さすが大阪(?)
「スズメバチが教える葡萄畑から」って・・・
あまり素敵感ない^^; というか、むしろ怖いし・・・
しかもなぜかNon Vintage。スパークリング以外にそんなの見たことない。
品種はメルロー97%、ミツオレッド3%。
ミツオレッドって一体・・・^^;
訳わからないことだらけ。
しかし、しかーし!美味しい・・・
甘い完熟したブルーベリーの香り、ドライフルーツのような香りも。果実味豊かで柔らかな酸となめらかなタンニンのバランスも良い。日本のメルロ(少なくともエキスパート試験で出るような)にありがちな青くささは全くなし。
面白いなあ。なんなんでしょう。
ワイナリーの写真見せてもらいましたが、文字通りのガレージワインといった感じです。
ここの醸造責任者の方は大学時代にお金持ちの先輩に連れられひたすら五大シャトーを飲んでいたんだそう。この味を出せるのは、舌で覚えた経験と生まれ持った感性とセンスの成せるわざでしょうか。ちなみにミツオレッドのミツオとはこのワイナリーを作り葡萄畑を開墾したこの方のお父さんの名前。お父さんが交配させていたと思われるおそらくカベルネソーヴィニヨンとヤマブドウの交配品種ではないかとのこと。
ディープな世界がありますねえ・・。面白い。
これ、年間1万本だし、コアなファンの方も多いし、なかなか出会う機会がなさそう。貴重な経験をさせていただきました。
これで串揚げ食べたい。
日本ワインを学ぶ
今ブームの日本ワイン。
試験で勉強したり、実際にちょこちょこ飲んだりはしますが、あまり詳しくはないしよくわからないところもあるので5回連続のクラスに出てみることにしました。
先生は大滝恭子先生、日本ワインを愛する会の事務局長でいらっしゃいます。
ワイン初心者の方も多いクラスなので・・とのんびり構えていたら予想外にがっつり講義モード、濃厚な内容です。
近年の日本ワインの品質向上はめざましく、2000年以上前からの世界のワイン造りの歴史を考え合わせるとすごい急カーブの成長曲線。
それを支えているのは、日本人の技術力、真面目さ、味覚センスなどを基盤とした品質向上、新しい世代の造り手さんの活躍とそれを応援する人々、マスメディアへの露出、取り扱い店舗増加、身近で手軽な旅の目的としてのワイナリーツアーへの注目など・・。
しかしまだまだ生産量も少なく、よちよち歩きの状態。
耕作放棄地の問題やワイン用ブドウ農家アンケートで引き抜きたいブドウNo1の品種とか・・^^;本には書かれていないようなリアルな日本ワインを取り巻く話を色々聞けて興味深かったです。
ちなみに今回個人的に一番良かったのはマリコヴィンヤードのシャルドネでした。
酒折ワイナリーのマスカットベーリーAもなかなか。
それにしても、井筒ワインのメルロ、試験対策で何回飲んだことやら・・。
このヴィンテージは特に青い香りが強いと感じました。チリのカベルネ・ソーヴィニヨンに私はいつも「ゆでた青い豆」の香りを感じるのですが、これはまさに同じ香り。
日本のメルロは和食にも合う優しい味わいですね。
日々のワイン記録8 シャルル・エドシック ブリュットレゼルヴ NV
10年以上熟成されたリザーブドワイン(ヴァン・ド・レゼルヴ)が40%と使用比率が高いことがこの味わいを生み出すことに役立っているようです。
2年越しの小さな願いが叶い、心もお腹も満たされました。
やっぱり夏は揚げ物と泡ですね。
注1 ブリュット:残糖量 12g/l 以下。甘辛度の規定で7段階中、3番目に辛口。