A Life with a glass of wine

慌ただしい毎日でも1杯のワインがあれば。人生を豊かにしてくれるワインと日々の記録。

チーズの食べ頃 〜なぜ日本で美味しいチーズが浸透していないのか?〜 

たいそうなタイトルになってしまったような気がするけど・・・
大したことは書いていませんのであらかじめお断りしておきます。

 

最近チーズの勉強をしている。

チーズ教室に行き始めたのはやっぱりワインがきっかけ。
そうでなければ行かなかったと思う。


チーズって好きでも嫌いでもなく、子供の頃あまり美味しいと思った記憶もない。
むしろ「栄養があるから食べなさい」と食べさせられたプロセスチーズが嫌いだった。母が好きでよく朝食に作ってくれていたピザトーストもあまり好きじゃなくて「またピザトースト・・」と文句言ったりしていた。
(なぜあの時期、あんなにピザトーストが多かったかは、チーズ教室に行きだして日本のチーズの歴史を知ってわかったけど)


大人になってさけるチーズが意外に美味しいと思うようになったし、お酒を飲むようになっておつまみに適当にチーズを買うようにはなった。
たまにまあまあ美味しいものもあるけれど、そこまで感動したこともなかった。
それにそもそも美味しい良さげなチーズって高い!

なので自分で買っていたのは冷蔵庫でもしばらく保存できるコンテやパルミジャーノレッジャーノ、しっかり家で飲むつもりの時に買うサンタンドレなどだけ、だった。

けれどワインの勉強をしているとやはりチーズの知識があったほうがいいな、と思うようになり、その一方ですごくチーズを大好きになれるかには自信がなかった為、初級クラスから通うことにした。

 

チーズ教室に行きだして知ったのは・・・
教室で出してもらえるチーズってめちゃめちゃ美味しい!
ということ。

ブルーチーズも苦手だったけれど教室で食べると全然美味しい!(もちろんブルーチーズには美味しく食べるコツというものがあるけれど・・・)
本当に今まで食べていたチーズと全然違うことに驚いた。

 

なんでこんなに違うのか。
もちろんどのチーズを選ぶかということもあるけれど、大事なのは「食べ頃に食べているか」ということ。
チーズの食べ頃なんてこれまであんまり考えたこともなかった。
少なくとも賞味期限でしか捉えていなかったけど、チーズは購入後も刻々と熟成変化して行く食べ物であり、味わいや風味のピークがあるものだということ。
そしていい頃合いを見計らうのと同じく、どんなふうに保存管理するかもとても重要だということ。

ワインも保管と飲み頃が大事だけど、チーズはそれ以上に保管や食べ頃について難しくて繊細なように思う。

保管状況や食べるタイミングの判断が難しいから、食べた時に美味しいと感じにくいのも当然で・・・
だからチーズって日本にまだまだ浸透していないんだなあ、と一人勝手に納得したのだった。