A Life with a glass of wine

慌ただしい毎日でも1杯のワインがあれば。人生を豊かにしてくれるワインと日々の記録。

いきなりステーキでマリアージュ

先日は初いきなりステーキ。
ワインとのマリアージュを試しに行ってきました。


実は、今度開くことになったワイン会でいきなりステーキを出してもらえることになり、どんなワインを出そうか考えていたのですが、普段ワインのクラス以外でパワフルな赤ワインは飲むことが少ないのです。


色々思案した挙句、いきなりステーキの常連かつ美食家の知人に相談し、アドバイスしてもらったワインを試しにいくことにしました。

 

購入したワイン2本とマイグラスを携え、訪ねたのはショッピングモールのフードコート内のいきなりステーキです。

なんとすごい長蛇の列・・・。
みんなどんだけ肉を欲してるんだー!としみじみ感心。
肉の求心力ってほんとすごい・・。

 

私はスタンダードにリブロースステーキ300gレア。
夫はヒレステーキ300gレア(←このセレクトがまたさっぱりしたもの好きを物語る)。

 

 ステーキが焼き上がるまでにまずは一杯。

 

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銘柄:“Rimosso” Lambrusco di Sorbara D.O.C
生産者:Cantina della Volta
産地:イタリア エミーリャ・ロマーニャ州 
品種:ランブルスコ・ディ・ソルバーラ100%
生産年:2014

 

色調はやや淡めのローズを思わせる赤、濁りあり
フルーティな辛口
タンニンも程よくエレガントで爽やかな味わい

 

メトド・アンチェストラーレ、すなわち非常に伝統的で素朴な方法(田舎方式とも言われる)で造られているようです。一次発酵を完全に終える前に澱ごと瓶詰めし、糖分や酵母を追加せずにそのまま瓶内で発酵を続け、フィルターをかけずに澱ごとリリースされています。

今回なぜランブルスコを持っていったかというと、知人曰く「ランチでステーキ食べるときはコーラを頼むから、辛口ランブルスコなら果実味も豊かだし」と。思いもしない意外な発想でしたが、面白いなと思い試してみることにしたわけです。

 

しかし、開けてみて・・「あれ?」
ランブルスコといえばもっと若々しい濃い紫色のイメージだったけど、これは・・・
美味しいんだけど、ステーキではなかったか・・しまった・・・

これはやはり定石で生ハムとか加工肉の方が絶対合う。
Rimossoじゃなくてメトドクラシコの方だったら良かったのかなあ・・・。
うう、残念。あまりよく調べもせずに買ったのが悔やまれる。

でも食前酒または肉の後に油を流してくれる食後酒としてすごくいい♪
前菜持ち込めば良かったか・・・(←ダメです)


もっと濃いランブルスコならステーキに負けないのかもしれないけど。
今日のはエレガントで可愛すぎました。
また改めてリベンジします。

 

さあ、いよいよステーキが焼きあがってきましたよ。
ここでもう1本の登場。
いきなりステーキで出されるグラスワインの上級キュベ。

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銘柄:La Cuvee Mythique Limited Release
生産者:ヴィナディス
産地:フランス ラングドック地方 ミネルヴォワ
品種:シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル、カリニャン
生産年:2012年

 

これ、おいしーい。
辺縁はオレンジがかって熟成入りつつある印象。透明感のあるガーネット。
甘く熟した(しかしジャミーではない)黒系フルーツ、スパイス、ドライフラワーや枯れ葉のような熟成の香り。
タンニンの量は中程度で滑らか、酸とのバランスも良い。
果実味豊かで、色気と野性味を感じる味わい。

肉に負けない力強さもありつつ、エレガントさも残している。
これは・・・すごくいい♡
 

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最初に写真撮るつもりだったのに、ステーキがきたらすっかり舞い上がって撮り忘れてしまいました。結果、こんな美しくない写真しか残せず・・・無念。

それにしてもすっかりお酒も進み、ショッピングモールのフードコートだというのに人目もはばからずに楽しんでしまいました♪


いきなりステーキ、確かに人気が出るのわかる。私もまた行きたいです。