A Life with a glass of wine

慌ただしい毎日でも1杯のワインがあれば。人生を豊かにしてくれるワインと日々の記録。

鴨のすき焼きとボルドー

12月に入ってすっかり本格的な冬。あっという間に今年もあと1週間。
 
先日はまた平野由希子さんの本から
「鴨とトレヴィスとクレソンのすき焼き」を作ってみました。

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我が家はけっこうな郊外なので、近くのスーパーにトレヴィスなんておしゃれ野菜など売っている筈も無く・・・わざわざ都内まで遠征。

 

合わせたのはこちら

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銘柄:シャトー・デギュイユ
産地:ボルドー コート・ド・カスティヨン
品種:メルロ 80%、カベルネ・フラン 20%
生産年:2012
価格:3000円台

 

色調は濃い紫だが、辺縁は紫が抜けかかり、オレンジがかっている。
香り豊かで完熟した黒いカシスやブラックベリーの香り。
甘く熟しているがジャミーというほどでもない。
スパイスや木目調の香り、枯葉や少し腐葉土、キノコのような香り、煙のような香りもあり複雑だが果実の香りが多くを占める。
タンニンは豊かだが滑らか、柔らかな酸もありバランスが良い。
わずかに金属のようなミネラル感もあり、苦味もある。

 

全体の印象としてはちょっと柔らかな果実味が強すぎる印象でしたが、複雑でタンニンや苦味もある。少し熟成感もあり飲み頃のワインでした。
同じワインを割り下に加えて、すき焼きによく合いました。

これはワイン教室のテイスティングで美味しかったので購入しておいたもの。
ビオディナミでのブドウ栽培、醸造技術や設備の近代化を行い、「マスターオブワインの選ぶお値打ちボルドー」としても知られる、コストパフォーマンスの良いワイン。

 

ボルドーは合わせる料理や飲む量によっては全然OKですが、普段の日本人の食卓にはなかなか合わせづらいと感じてますが、こんなのを飲むと、ボルドーもなかなかいいなと探検したくなります。家飲みとしてはとっても幸せなマリアージュでした!