A Life with a glass of wine

慌ただしい毎日でも1杯のワインがあれば。人生を豊かにしてくれるワインと日々の記録。

イタリアワイン講座を受け始めました

この4月期からもう一つ、イタリアについての基礎的な講座を月1回受講しています。
熟成バローロを今年になって立て続けに飲む機会があり、あまりの素晴らしさにノックアウトされたのをきっかけに受けることにしました。
熟成したバローロピノ・ノワール好きだったら好きな方が多いんじゃないでしょうか。
 
講師は日本のイタリアワイン第一人者とも言われる先生です。
先生は一見朴訥とした雰囲気ですが、口をひらけば軽妙なトークで溢れるイタリアの食とワインへの愛を語る、楽しい方です。
そのイタリアへの愛はなんとなく本間チョースケを連想してしまいます。
いや、あんなに濃く暑苦しい感じでは全くありませんが、溢れる情熱ぶりがね(笑)。
 
第1回のテーマはピエモンテ州
試験勉強として表面的なことしか知らなかったため、お話はとても興味深い内容でした。
 
先生の話を聞いていると、食文化だけでなく生産者やインポーター間の人間的なやりとりやワイン流通の経緯など、お店に並べられたワインを眺めているだけでは知ることのできない裏側を知ることができて面白いです。
実体験、経験に裏打ちされた話の面白さ、とはこういうこと。
 
ピエモンテ州を代表する品種である6品種についての解説を聞いた後テイスティングしました。
 
試験で暗記はしたけれど、飲んだこともなく、どんな味わいなのかあまり想像もできなかった白ブドウ品種 アルネイス、コルテーゼ。
飲んだことはあったけどあまり美味しいと思ったことのない白ブドウ品種モスカート。
飲んだことはあるけれどその違いについてあまりよくわからないままの黒ブドウ品種バルベーラとドルチェット。
バローロを造る黒ブドウ品種ネッビオーロ
 

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先生が選んでくださったモスカートは今までのモスカートへのイメージが変わりました。
そして先生が熱く語ってくださった、質がいいのにも関わらず不遇を囲っているバルベーラダスティ(注1)については、聞いているだけで私も不憫な気持ちになり、つい探して買ってしまおうかと思ってしまいました(笑)。
 
しかし翌日、ソアヴェ(注2)を飲みましたが、やはりコルテーゼ、アルネイスとの違いがまだいまいち私にはわかりませんでした。しょぼん。
どれもイタリアの白というのはわかるけれど、そもそもそのワインのどの要素を拾ってイタリアだと認識しているのか。
感じたそれらの品種間の違いをどのような言葉で表現するのか。
 
まだまだ修行不足、イタリアワインを飲み足りないようです・・・。
 


注1:バルベーラ ダスティ
 ピエモンテ州アスティ県で生産される赤ワイン、品種はバルベーラ

注2:ソアヴェ
 ヴェネト州で生産される白ワイン、品種はガルガーネガ