A Life with a glass of wine

慌ただしい毎日でも1杯のワインがあれば。人生を豊かにしてくれるワインと日々の記録。

春のロゼワインと日本チーズの夕べ

ほんとにゆるいこのブログ・・・。
最近はチーズの勉強をしています。

3月末には日本チーズプロフェッショナル協会(CPA)の主催するボルドーロゼワインとチーズを楽しむイベントに行って来ました。

チーズの授業を受けてヘロヘロになった後、千鳥ヶ淵でゆるゆると満開の桜を見ながら神田で開催されたイベントへ。

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最近ロゼの美味しさにはまっているのですが、ボルドーロゼワインはあまり売っているのを見たことがなかったので、どんな感じだろうと好奇心もあり。

実はCPAには入会したばかりで、イベントに参加するのは初めて、しかも一人で突撃したもので結構ドキドキしながら参加しました。

 

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一言で言うととても素敵なイベントでした!
テイスティングしたチーズたちはどれも日本のチーズ。
日本のチーズがこんなに今美味しくなっているとは!

子供の頃、栄養があるからと食べさせられて嫌いだった記憶のあるプロセスチーズばかりだったけど・・・隔世の感です。

もちろん、チーズの管理や提供のタイミングなどをばっちりされているからこそまたこの味わいだったのだとは思いますが、どれも優しい味わいで春の夜にロゼワインとともに、本当に心浮き立ちました。

 

チーズリストはこちら。

1 さくらチーズ 共働学舎新得農場

2 つやこフロマージュ 古株牧場

3 茶臼岳 今牧場チーズ工房

4 まきばの太陽 高秀牧場

5 コハククミン 糸島ナチュラルチーズ製造所tak

6 ペコリーノトスカーノフレスコ

7 幸 幸せチーズ工房

8 ジャパンブルーおこっぺ 冨田ファーム

 

ワインリストはこちら。

1 Brouette Prestige Rosé Brut NV

 ボルドー右岸のブール地区、スパークリングワイン専門の生産者。元はシャンパーニュの流れを汲む。メルロ、カベルネフランの瓶内二次発酵、辛口ロゼスパークリング。フレッシュでチャーミングな果実感、さっぱり。

2 Lateyron Crémant de Bordeaux Brut Rosé NV

 サンテミリオン、クレマンドボルドーの代表生産者。カベルネフランとカベルネ・ソーヴィニヨンの瓶内二次発酵、15ヶ月熟成の辛口ロゼスパークリング。よりふくよかでタンニンを感じる。ミントや桜餅のような少し青さも感じる。さくらチーズのほんのりした桜の香りによく合いました。

3 Château La Rose Bellevue Rosé 2016

 ボルドー、ブライ地区の最近注目される若手生産者。メルロ主体の華やかな辛口ロゼ。軽やかで赤いベリーのフルーティさ、フレッシュ感。タンニンはそれなりにしっかり。コハククミンや幸と好相性。

4 La Croix de Carbonnieux Rosé 2016

 ぺサックレオニャンのシャトー・カルボニューがカベルネソーヴィニヨン100%、セニエ法で造られる濃いめのサーモンピンク。タンニンがしっかり。ジャパンブルーやまきばの太陽と好相性。

5 Rosé de Chevalier 2016

 ぺサックレオニャンのドメーヌドシュヴァリエカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロで造る辛口ロゼ。イチゴジャムの香り、フルーティだけどボディもあり、タンニンもそれなりにしっかりしている。まきばの太陽、コハククミンと好相性。

6 Clair de Lune 2015

貴腐ワイン

 

コハククミンは私がクミン好きなだけかもしれない+地元のチーズなので無意識に肩入れしてしまうのか・・・

 

ワインもどれもコスパ高くておうち飲みにぴったり!

今月は買わないつもりだったのに、ほろ酔いだったのもありついつい購入してしまいました。でも満足ー!

 

 

 

春のパーティ開催!

先日節分の2月3日、約20名のパーティにワインとおつまみを提供する機会に恵まれました。
家でおもてなしすることはたまにあっても、この人数は初めて・・・。
みんな温かく見守ってくれる愛ある仲間たちだったからできたチャレンジでした。

 

お花に詳しい友人たちが用意してくれた素敵なお花たちに囲まれて、幸せなひと時。
ミモザラナンキュラス、チューリップ、雪柳・・・
お花ってなんてパワーがあるんでしょう!!改めて驚きました。

飾り付けやテーブルコーディネート、美しい写真たちははセンスある友人たちのおかげ。

 

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ワインとおつまみのラインナップは以下の通り。

①ジャン・ヴェッセル ブリュット ウィユ・ド・ペルドリ NV
  合わせて、いちごとトマトのガスパチョルタオのチーズクッキーを

 

②小布施ワイナリー ソッガ・ペール・エ・フィス オルディネール 
 ソーヴィニヨンブラン 2016
  合わせて、ふきのとうソテーとふきのとう味噌とクリームチーズ バケット添えを

 

③熊本ワイン 菊鹿シャルドネ NV
  合わせて、2種のチーズ(デリスパパイヤ、スーマントラン)と里芋柚子胡椒
    バターかけを

 

④ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ タヴェル・ロゼ・ラ・ダム・ルス 2016
  合わせて、フムスと中華料理店からの差し入れの絶品チャーシューを

 

⑤ラ・キュベ・ミティーク リミテッドリリース 2012
       合わせて、いきなりステーキのハンバーグとペッパーライス

 

⑥デ・ボルトリ ディーン・ボトリティス・セミヨン 2011

 

 

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そして、なんと進行にいっぱいいっぱいすぎて、そして途中から酔ってしまい、ワインの写真撮り忘れた・・・なんたる不覚(涙)。
でもまあ、楽しかったから次への反省材料として、今回はよしとしよう。



ワインの楽しさを伝えたくて、自分が美味しいと思っているワインをみんなに飲んで欲しくて一生懸命になりました。準備するのは楽しくてしょうがなかった!
そして終わってみて、ワインのことや料理のこと、そして場づくりについてもっともっと勉強したくなりました。
今の所、これが私の精一杯。みんなに助けてもらってようやくできたこのパーティ。
まだまだブラッシュアップの余地あり!
楽しんで一歩ずつ進んでいこうと思います。



チゲ鍋とゲヴェルツトラミネール

最近、本当に寒い!
先日は身体を温めたくて、チゲ鍋にしました。

コウケンテツさんのレシピを参考に、豚バラとキムチを炒め、野菜や豆腐を加え、コチュジャン赤味噌、赤唐辛子粉で味付け。
本当に濃厚で美味しくてあったまった♪

合わせたのは
コノスル ヴァラエタル  ゲヴェルツトラミネール 2016年

820円なり。

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バラ、ライチ、マスカットのような華やかな香り。
辛口。果実味が豊かで酸は柔らかい。クリーンな印象でバランスが良い。

口に残る辛さをワインの果実味、甘み、酸がすっきり優しく流してくれる。
お店でチゲ鍋を食べる時には、今までビールを飲むことが多かったけど、唐辛子の刺激とビールの刺激がバッティングして、結構疲れる組み合わせ。

そう考えると韓国料理に優しい味わいのマッコリというのはやっぱりいいマリアージュなんだろうなあ。その点ではこのワインとチゲ鍋の組み合わせは同じ観点でなかなか良い感じ。


とてもコストパフォーマンスが高くて、家飲みにすごくいい。
我が家では麻婆豆腐に合わせるのが鉄板です。

いきなりステーキでマリアージュ

先日は初いきなりステーキ。
ワインとのマリアージュを試しに行ってきました。


実は、今度開くことになったワイン会でいきなりステーキを出してもらえることになり、どんなワインを出そうか考えていたのですが、普段ワインのクラス以外でパワフルな赤ワインは飲むことが少ないのです。


色々思案した挙句、いきなりステーキの常連かつ美食家の知人に相談し、アドバイスしてもらったワインを試しにいくことにしました。

 

購入したワイン2本とマイグラスを携え、訪ねたのはショッピングモールのフードコート内のいきなりステーキです。

なんとすごい長蛇の列・・・。
みんなどんだけ肉を欲してるんだー!としみじみ感心。
肉の求心力ってほんとすごい・・。

 

私はスタンダードにリブロースステーキ300gレア。
夫はヒレステーキ300gレア(←このセレクトがまたさっぱりしたもの好きを物語る)。

 

 ステーキが焼き上がるまでにまずは一杯。

 

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銘柄:“Rimosso” Lambrusco di Sorbara D.O.C
生産者:Cantina della Volta
産地:イタリア エミーリャ・ロマーニャ州 
品種:ランブルスコ・ディ・ソルバーラ100%
生産年:2014

 

色調はやや淡めのローズを思わせる赤、濁りあり
フルーティな辛口
タンニンも程よくエレガントで爽やかな味わい

 

メトド・アンチェストラーレ、すなわち非常に伝統的で素朴な方法(田舎方式とも言われる)で造られているようです。一次発酵を完全に終える前に澱ごと瓶詰めし、糖分や酵母を追加せずにそのまま瓶内で発酵を続け、フィルターをかけずに澱ごとリリースされています。

今回なぜランブルスコを持っていったかというと、知人曰く「ランチでステーキ食べるときはコーラを頼むから、辛口ランブルスコなら果実味も豊かだし」と。思いもしない意外な発想でしたが、面白いなと思い試してみることにしたわけです。

 

しかし、開けてみて・・「あれ?」
ランブルスコといえばもっと若々しい濃い紫色のイメージだったけど、これは・・・
美味しいんだけど、ステーキではなかったか・・しまった・・・

これはやはり定石で生ハムとか加工肉の方が絶対合う。
Rimossoじゃなくてメトドクラシコの方だったら良かったのかなあ・・・。
うう、残念。あまりよく調べもせずに買ったのが悔やまれる。

でも食前酒または肉の後に油を流してくれる食後酒としてすごくいい♪
前菜持ち込めば良かったか・・・(←ダメです)


もっと濃いランブルスコならステーキに負けないのかもしれないけど。
今日のはエレガントで可愛すぎました。
また改めてリベンジします。

 

さあ、いよいよステーキが焼きあがってきましたよ。
ここでもう1本の登場。
いきなりステーキで出されるグラスワインの上級キュベ。

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銘柄:La Cuvee Mythique Limited Release
生産者:ヴィナディス
産地:フランス ラングドック地方 ミネルヴォワ
品種:シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル、カリニャン
生産年:2012年

 

これ、おいしーい。
辺縁はオレンジがかって熟成入りつつある印象。透明感のあるガーネット。
甘く熟した(しかしジャミーではない)黒系フルーツ、スパイス、ドライフラワーや枯れ葉のような熟成の香り。
タンニンの量は中程度で滑らか、酸とのバランスも良い。
果実味豊かで、色気と野性味を感じる味わい。

肉に負けない力強さもありつつ、エレガントさも残している。
これは・・・すごくいい♡
 

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最初に写真撮るつもりだったのに、ステーキがきたらすっかり舞い上がって撮り忘れてしまいました。結果、こんな美しくない写真しか残せず・・・無念。

それにしてもすっかりお酒も進み、ショッピングモールのフードコートだというのに人目もはばからずに楽しんでしまいました♪


いきなりステーキ、確かに人気が出るのわかる。私もまた行きたいです。

 

鴨のすき焼きとボルドー

12月に入ってすっかり本格的な冬。あっという間に今年もあと1週間。
 
先日はまた平野由希子さんの本から
「鴨とトレヴィスとクレソンのすき焼き」を作ってみました。

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我が家はけっこうな郊外なので、近くのスーパーにトレヴィスなんておしゃれ野菜など売っている筈も無く・・・わざわざ都内まで遠征。

 

合わせたのはこちら

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銘柄:シャトー・デギュイユ
産地:ボルドー コート・ド・カスティヨン
品種:メルロ 80%、カベルネ・フラン 20%
生産年:2012
価格:3000円台

 

色調は濃い紫だが、辺縁は紫が抜けかかり、オレンジがかっている。
香り豊かで完熟した黒いカシスやブラックベリーの香り。
甘く熟しているがジャミーというほどでもない。
スパイスや木目調の香り、枯葉や少し腐葉土、キノコのような香り、煙のような香りもあり複雑だが果実の香りが多くを占める。
タンニンは豊かだが滑らか、柔らかな酸もありバランスが良い。
わずかに金属のようなミネラル感もあり、苦味もある。

 

全体の印象としてはちょっと柔らかな果実味が強すぎる印象でしたが、複雑でタンニンや苦味もある。少し熟成感もあり飲み頃のワインでした。
同じワインを割り下に加えて、すき焼きによく合いました。

これはワイン教室のテイスティングで美味しかったので購入しておいたもの。
ビオディナミでのブドウ栽培、醸造技術や設備の近代化を行い、「マスターオブワインの選ぶお値打ちボルドー」としても知られる、コストパフォーマンスの良いワイン。

 

ボルドーは合わせる料理や飲む量によっては全然OKですが、普段の日本人の食卓にはなかなか合わせづらいと感じてますが、こんなのを飲むと、ボルドーもなかなかいいなと探検したくなります。家飲みとしてはとっても幸せなマリアージュでした!

 

晴れた休日のシードル

晴れた休日の午後。

差し込む光にシードルの泡のきらめき。

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あり合わせで作ったタマゴサンドとともに。

メゾンカイザーのバタールはやっぱり美味しい。

長野土産のリュードヴァンのシードルは甘くはないけどりんごのフルーティさがしっかり感じられて美味しい。

幸せで昼から飲みすぎました・・・。

 

アルトアディジェ、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の土着品種

ちょっと前のイタリアの講座について書いていた記事。
アップ寸前で止まっていたものを見つけました。
本当は毎回講義の度に書こうと思っていたんですけどね・・。あまりにも内容が濃厚で。とても書ききれなかったのです。
 
これはせっかく書きかけていたので備忘録も兼ねてアップいたします。
 
 
全然基礎やないやないかーい、といいたくなる奥深ーいイタリア基礎講座。
エキスパート試験でも聞いたことないワインやブドウも多々。
売れてるワインの裏事情や、売れてないけど頑張ってるワイナリーや産地について先生の熱い思いが溢れる話で毎回盛りだくさんです。
 
北イタリアのトレンティーノ・アルトアディジェ、フリウリ・ヴェネチア・ジューリア州の回。
アルト・アディジェ、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリアはどちらも素晴らしいミネラル感を持つ白ワインを生産する地域。
アルト・アディジェのミネラル感は石英斑岩、ドロマイト由来。
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリアのミネラル感はポンカと呼ばれる泥灰土に由来するもので、イタリアで一番ブルゴーニュに近い土壌だそう。
 

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これだけ覚えてくれればいいから、と言われるブドウの土着品種は既にマニアックでなかなか覚えきれませんが、それはさておいても知らない品種との新しい美味しい出会いにはワクワクします。
 
1番左のワイン
銘柄 Vitovska Carso DOC 2011 
生産者 Castello di Rubbia
品種 Vitovska(ヴィトフスカ) 
 
山吹色に近い濃い黄金色。
香りは比較的控えめだが、熟れたグレープフルーツやカシューナッツ、アーモンドの香り。
酸は高めで渋みも感じられる、辛口。
ボディがあり、塩っぽい、石っぽい硬いミネラル感。
 
先生曰く、香りに鉄分を感じるワインであり、このようなものはオマール海老が合うとのこと。また、カジキマグロなど脂ののった魚のソテーや白身肉などにも。
妄想だけで唾液腺が刺激されます。
このワインの生産地はカルスト土壌であり(銘柄に含まれるCarsoはカルスト土壌のこと)、硬い岩盤を削岩機で崩して畑を作る場所。
土壌の赤土由来のミネラル感、クリスピー感が特徴です。
ワイン自体は決して安くはない値段ですが、先生曰く、この値段は削岩機代。生産者を訪問すると醸造設備や畑よりもまずは「うちの削岩機」を自慢してくる土地柄。笑えるけどワイン造りの苦労がしのばれます。
 
左から2番目
 銘柄 Friuli Colli Orientali 2015
 生産者 Petrussa(ペトルッサ)
 品種 Friulano (フリウラーノ)100%
 
色調は淡いグリーンイエロー。
香りは華やかで青リンゴやグレープフルーツ、ベルガモットなど。
ミネラル感やスモーキーさも感じられる。個人的にはソーヴィニヨンブランに通じる麝香的な香りもわずかに感じました。アロマとアルコールのアタックが印象的。
軽やかで瑞々しいフルーティさとしっかりしたミネラル感。
酸は中程度で、わずかな苦味もあり。
余韻は長く果実味、アルコール、ミネラルが中心となって長め。
ALC 14%
 
料理 生ハムやニジマス、フリッコ(チーズとジャガイモのおやき)
いい生ハムは繊細なので赤ワインを合わせると香りも味わいも打ち消されてしまう。
こんな白ワインが合う、との先生の説にしみじみ納得。
 Petrussaはフリウラーノで最も洗練されたトップ生産者の一人。
 
左から4番目
 銘柄 Ribolla Gialla 2014 IGP
 生産者 Ronco Severo
 品種 Ribolla Gialla
 
濃い黄金色
熟した白桃、ドライになりかけたパン
エニシダ、アカシアの蜂蜜、スモーキーな独特な香り
最初に塩味や苦みなどのミネラルを感じる。
 
 左から5番目
 銘柄 Lagodi Calclaro classico superior 2014
 生産者 Manincor(マニンコール)
 品種 Schiava(スキアーヴァ)

とても輝きのある淡い赤みがかったルビー
香り高く、熟度の高いフランボワーズなど赤いフルーツの香り。小さい赤い花の香りや、サラミなどのスパイシーな香りやタバコのスモーキーな香りもあり。複雑で豊かな香り。

透明感のある第一印象、やわらかな酸だがそれなりにしっかりしている、きめ細かくなめらかなタンニンがしっかり感じられる、石灰のようなミネラル感。辛口。

 深すぎない軽いブルゴーニュグラスで飲むのが良いとのこと。

Schiavaはアルトアディジェの色の薄い品種だが、最近のエレガント志向により流行してきているらしい。
これは完全なるビオだけど、こんなにクリーンで美しいワインにできるんだなあ・・・と感服。ピノ・ノワールが好きな私としては、個人的にはすごく好み!

 

 

 授業のテイスティングは唾液をしっかり出すためという名目でパン一切れは出るのですが、イタリアの楽しい豊かな食文化の話を聞きながら、食べ物なしにイタリアワインを飲むのって軽く拷問に近いです・・。
 
イタリアはローマやヴェネチア、フィレンツエなどメジャーな観光地にしか行ったことはないのですが、こうしてワインとともに現地の話を聞いていると、時間をかけて旅をしたくなります。
 
先生は以前イタリアのワイナリーツアーもやっていたそうなのですが、あまりにもスケジュール通りに進まず、コーディネートが大変すぎるのでやめたんだそうです。残念だけど、イタリアだから・・・仕方ないか・・。
 
元々はブルゴーニュワインの美味しさからワイン好きになったのですが、全く違う素晴らしさがイタリアワインにはあります。
気さくでおおらかで複雑で人間味があって、
好みはそれぞれあると思いますが、どちらも素敵な魅力に溢れています。
ワインと人間の歴史・文化の多様性にただただ感嘆するばかりです。